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2023/02/27

マウスピースはどんなときに使う?

当院ではマウスピースを様々な症例に使って治療しています。
目的が違うのでどのような症例に使うか 簡単に説明します。
①顎関節症(TMD1,2型)
ハードスプリント療法を行います。
②顎関節症(TMD3a型)
前方位マウスピースを使用します。
③歯ぎしり
歯ぎしりが強いと歯が削れてしまうため、ナイトガードとして使ってもらいます。
④睡眠時無呼吸症候群
耳鼻科で診断された方でマウスピース治療を依頼された方に製作しています。
⑤スポーツ用マウスピース
格闘技やフィットネスなどの機能向上のために製作します。
特殊なシートを使用しますので自費治療になります。(3万円税)
⑥顎位の変位がある方
これが最も診断が難しいですが、マウスピース治療の適応になります。
顎の位置 すなわち顎関節が適切な位置でない方がいらっしゃいます。
下顎をたわませて噛んでいるとあらゆる症状が出ます。
顎の痛み、姿勢が偏ったり、口腔、頭部周囲筋に症状が出ます。
写真を提示しますが顎位の変位があった方のマウスピース治療前後を提示します。
前後で大きく噛み合わせが変わっています。
2枚目の写真が正しい顎関節の位置で噛み合わせです。
治療前は顎関節を大きく動かして見かけ上、噛んでいるようにみえますが正しい顎位でないため、違和感を訴える方が多いです。
顎位の変位がある方には保険治療でマウスピースを製作し診断を行っています。
副院長 歯科医師 大島光慶