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2023/10/31
咬合平面を修正する その3 Speeの湾曲
噛み合わせ(咬合)が悪いと様々な症状が発現します。
たとえば歯の破折、歯周病の悪化、顎関節症等が挙げられます。
本症例では左下の奥歯の破折が原因で受診され、口腔内を観察するとSpeeの湾曲がないことで起こったと考えられます。
Speeの湾曲とは前歯から奥歯までの理想的なカーブのことを示し、噛み合わせの機能が安定しやすいとも言われます。
上の一番奥の歯が赤線で書いたような下に落ちるような噛み合わせであったため、上下の歯を治療を行いました。
3枚目の写真は治療後でなだらかな面になっているのがわかります。
次回は歯の破折について詳しく説明します。
副院長 歯科医師 大島光慶