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2020/04/20

抜歯を回避する方法 フェルールについて

抜歯の適応症には十分な歯が残っていないものに対しても対象となります。
今回はフェルール(帯冠効果)について説明させて頂きます。
フェルールとは歯茎より高さと横幅に歯があり、歯の厚みが確保されていることを指します
下の2枚の写真を比べてみてください。
似たような写真なのですが何が違うかわかりますか?
左の写真は十分歯がない歯の写真。
右の写真は十分な歯が残っている写真です。
左の写真では十分な歯が残っていないため、厳しく判定するならば抜歯となります。
右の写真は歯を残していくことができます。
これはフェルールと呼ばれる歯の被せ物を入れるための必要な条件なのですが,
歯茎より高さと厚みが最低でも2mm以上必要と言われています。
フェルールがないために抜歯が必要と説明される患者さんが意外と多いです。
フェルールがない歯に対しAPFという手術とエクストルージョンという治療法によりフェルールを確保し歯を残すことが出来るようになります。
次回から説明していきます。
副院長 大島 光慶