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根の治療で最終的に防腐剤をいれて根の中を封鎖することを根管充填といいます。
根管充填にはいくつか種類があります。
１側方加圧法
側方への加圧を行うことで根管を封鎖する方法です。
主に保険診療で行われている方法です。
マクロ単位で観察すると緊密に封鎖することはできません。
隙間があると細菌の繁殖の温床になる場合があります。
２垂直加圧法 CWT法 Continuous Wave Technique
垂直方向への熱を加えて加圧します。 垂直加圧用の器具が必要になります。
緊密に隙間を埋めることが可能です。
３MTAで根管充填を行う
根が破壊されている時に使用を考えます。
側方加圧法と垂直加圧法(CWT法)を比較した断面図をみて頂くと封鎖性が異なっているのがわかります。
再感染を防ぎたい場合には垂直加圧法で根管充填することが一番よいと思います。
副院長　歯科医師　大島　光慶
図　世界基準の臨床歯内療法　医歯薬出版株式会社　　石井宏　書籍より抜粋