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根管治療(根の治療)受けた後は痛みは出るものなのでしょうか？
それとも細菌が減るので出ないものでしょうか？
当院では全ての患者さんに治療後はほぼ痛みが出ると説明しています。
理由は図にある通り、根管治療を行うことによって
細菌学的な刺激、機械的な刺激、化学的な刺激が発生するため、一時的な炎症を惹起するからです。
そのため、治療前に痛みがない歯も疼痛が出る場合があります。
どんなにきちんと治療しても、直後は痛みが出ることが多いのが根管治療という治療なのです。
しかし痛みがあっても時間の経過と共に消失していきます。
痛みのピークは１２時間以内で、ほとんどの症例で４８～７２時間以内に治まり、長くても７日間で治まるとする報告が多いです。
２週間以上、持続する痛みは細菌がまだ減っていない、もしくは根の状態に問題があることが多いです。
引き続き、根管治療を受けるかは別の治療で対応していく必要があります。
図　世界基準の臨床歯内療法　石井宏　医歯薬出版株式会社より抜粋
副院長　歯科医師　大島光慶