BLOG

ブログ

2021/07/30

歯周病の骨吸収の種類

歯周病は歯の周りにある骨がなくなる病気と以前、書きました。
骨の吸収には大きく分けて2つの分類に分かれます。
自分がどちらのタイプに当てはまるか 歯科医院で撮影されたレントゲンをよく観察してみてください。
歯周病の骨吸収には水平性骨吸収、垂直性骨吸収の2つに分かれます。
安定しているのは水平性骨吸収でかなり骨を失っても、抜歯せずに済む場合があります。
反対に垂直性骨吸収は危険信号の状態です。
原因は様々ありますが未治療で経過した場合、垂直性骨吸収の部位を10年放置すると90%は抜歯に至るという報告があります。
垂直性骨吸収がある場合には担当の歯科医師とよく相談し、治療するか検討する必要があります。
上段の写真は垂直性骨吸収、下段の写真は水平性骨吸収の写真になります。
2つの症例とも明確な骨吸収を示します。
歯周病が軽度の場合はここまで骨吸収してませんが、進行するにつれて変化していきます。
副院長 歯科医師 大島 光慶