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2023/03/06
MB2の発現率について
上顎大臼歯は通常、3根管なのですが、4根管が隠れていることがあります。
4根管目のことをMB2根、MM根と呼ばれています。
MB根(頬側根管)とP根(口蓋根)の間に隠れていることが多いです。
文献的な報告では上顎第一大臼歯(6番)は90%程度、上顎第二大臼歯(7番)は60%程度とかなりの確率で発現することがわかっています。
通常の根管より細いため、当院ではマイクロで慎重に隠れていないか細い器具で確認しています。
1枚目はしっかり拡大した後の写真です。明らかに独立した4根があることがわかるでしょう。
2枚目はXray写真
3枚目は根管探索時の写真。マイクロで観察しても識別が難しいので肉眼ではわからないと思います。
副院長 歯科医師 大島光慶