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2021/07/05

分岐部病変 Lindheの分類

前回に引き続き、分岐部病変について、詳しく説明していきます。
大臼歯部は根は複根といって根が2本以上あります。
一般的に上は3本、下は2本です。
根が複数ありますので歯周病が進行すると根の分岐部に病変ができます。
分岐部の骨欠損のことを分岐部病変といいます。
分岐部病変はLindheの分類という有名な分類があり歯槽骨の吸収を評価します。
Lindheの分類
1度:頬舌的に骨の1/3以下の欠損
2度:頬舌的に骨の1/3以上の欠損しているが貫通はしていない
3度:頬舌的に完全に貫通している
この3つで評価し、骨欠損の状態を評価します。
再生療法が可能なのは1、2度までです。3度以上は成功しません。
図 コンセプトをもった予知性の高い歯周外科処置 クインテッセンス出版より抜粋
副院長 歯科医師 大島光慶