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2021/03/30

VPT (Vital Pulp Therapy)の適応症 ➂

前回の続きです。
VPTの治療するためには歯髄の精査が必須です。
歯髄の生死や反応を厳密に精査していく必要があります。
当院では歯髄の生死は電気診や冷水診で判定しています。
電気診は電気を流すことで歯髄の生死を判定します。
歯髄が死んでいる場合には電気診の反応はほとんどありません。
冷水診では歯髄の生死と疼痛の誘発痛を調べます。
もちろん歯髄が死んでいる場合には冷水診では反応がありません。
簡潔にまとめますと
VPTの適応は
電気診(+)冷水診(+-)自発痛(-)の場合のみ使用可能です。
なかなか難しいですよね(笑)
私自身、最高の根の治療は神経を取らないことだと思っています。
諦めず神経を温存して欲しいと思います。
副院長 歯科医師 大島 光慶